one boy達のテニスへの想い・・・毎月10日、25日更新!!
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★第88試合『明日天気に・・・』
「降ってきちゃったね~」
「あっちゃあ~。次のレッスンは中止だな。とりあえずボールしまっちゃおうか」
「うっす」

午前中からの曇り空は、予報通りの時間に雨雲に変わった。
最近の天気予報は良く当たるようになった。
ただ、この梅雨時期だけはどうにも読めないらしく、半日で予報が変わることも珍しくない。
今日に関しては・・・チックショウ!予報が的中しちまった!

「終わりました~」
「ご苦労さん」
「だいぶ強くなってきましたよ、雨」
「とりあえず中に入って様子見よっか」
「う~す」

階段を下りて、スクールフロントの前に来ると、小学生がジッとこちらを見つめている。

次のレッスンに参加予定のジュニアだった。
この瞬間が得意じゃないんだよな。

「やらないの?テニス・・・」
「雨が降ってきちゃったから、今日は中止なんだよ」
「うえぇ~。やりたいな、テニス。家から走って来たのに・・・」
「ゴメンな~」
「屋根付けてよ~。雨でも出来るように」
「それは無理だよ。晴れた日にまたおいで」
「分かった。コーチ、さよなら~」
「さよなら。気を付けてね」

つまらなそうな表情がなんとも可哀想で、無理にでもテニスをやってあげたくなる。
けど、ちょっと厳しい雨だ。
『仕方ない』と自分自身に言ってジュニアを見送り、スタッフルームに入る。

アウトドアのテニスコートにとって、悪天候は最大の敵。
特に、この梅雨時期っていうのは、ね。
ネットの天気予報では、明日は曇り時々雨。
ま、予報は予報だからね。
頼むからいい方に代わってくれよ。

明日天気になぁれ!

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★第87試合『テニス>サッカーでしょ?』
「見た?昨日の?」
「見た見た。もう夜中放送だから眠くてたまらないよね」
「でもしびれたね~。あのフリーキック」
「?」
「どうしたの?」
「もしかしてサッカーの事?」
「そうだよ。ワールドカップ。日本が勝って決勝トーナメント進出!嬉しいなぁ~」
「あ、そうだよね。嬉しいよね。俺もとっても嬉しいよ」
「あれ、何か違った?」
「・・・・」
「あ!ウインブルドン!」
「そうだよ!!」
「ごめんごめん。もちろんチェックしてまっせ!なんせテニスの日本代表が世界を相手に闘って
いるんだもん」
「ったく。けど残念ながら錦織、負けちゃったね」
「ナダルだもんね~」
「良い経験になったよね。全仏ではジョコビッチともやれたし」
「ナダルもちょっとビックリしてたよ、絶対」
「俺はね、“事実上の決勝戦”だったと、勝手に決め付けているんだ」
「・・・すごい勝手だね」
「きっとウィナーズスピーチでは、『僕を今回苦しめたのは、ジャパニーズテニスプレーヤーだ
よ』って言うね」
「言うかなぁ・・・」
「そう言えば、ジュニアに「今やってるテニスの大会は?」って聞いたら、
「知らない」だってさ」
「悲しいね~」
「お前も似たようなもんだろ」
「はは、ごもっとも」
「とにかく!今日も明日も寝不足OK!」
「そうだね!あ!メルマガ読者限定のウインブルドン優勝者当てクイズ
http://www.rec-tennis.com/pronome/item_2687.html
の応募は2010年6月27日(日)23時59分まで!」
「是非ご応募下さい!」
★第86試合『練習に行こう!』
毎週この曜日はAM5:00に目覚ましが鳴る。
朝練の為。
普段よりも2時間以上の早起きなのに、パッと目が覚める。
不思議なもんだ。
思えば学生時代も、朝練の為に早く起きるのは、全然苦ではなかった・・・かな。
ま、あの頃の練習は「ただボールを打ってるだけ」で、意味はあまりなかったかもしれないけどね。
けど、それはそれで楽しかったっけ。
今の朝練はどうなのかって?
そうだね~・・・筋トレとランニング中心かな。
楽しさとは無縁かもしれない。
じゃあなんで行くんだろう?

「あれ?白髪増えましたね」
「マジ?ホントだ。うわ!スゲェあるじゃん」
「もう結構いい歳なんですから、あんまり無理しないでくださいよ」
「うるさいな。分かってるよ」
「早く落ち着いてくださいね」
「え?ちょっと待って。それ、どういう意味?」
「あ、いや、まあ、いろんな意味です」
「ふ~ん・・・覚えてろよ!」

あの頃よりも体は動くし、まだまだ気持ちは落ちてない。
だったら落ち着いてなんかいられないよな。

さ、そろそろ家を出よっかな。
★第85試合『着ぐるみを脱ぐ時』
「アイツの結婚式の招待状、返しました?」
「ん?まだ返してないよ」
「え?先週までにって書いてありましたよ?」
「うそ?!やっべー、今日出すわ」
「で、行くんすよね?」
「ん・・・・ああ、まあね」
「あれ?あんま乗り気じゃないって感じ?」
「いや…そんな事はないんだけど。この前、『人の結婚式ばっか行ってないで、自分のを早くや
りなさい!』ってさ」
「はは、確かに」
「何だよ、お前まで」
「ドンマイっす」
「ちぇっ」
「そういや、覚えてますか?アイツに激怒したあの事件」
「何だっけ?遅刻した時の事?」
「いや、それはしょっちゅうでした」
「そうか・・・・あ!着ぐるみ事件?」
「それっす!」
「懐かしいね。あの時はコートの上じゃなければ、蹴っ飛ばしてたかもね」
「小学生のジュニアの前で着ぐるみの頭を取っちゃったんですよね」
「そうそう。調子に乗ってな」
「『子どもの夢を壊すんじゃない!』ってブチギレでしたね」
「子どもの前でな」
「着ぐるみ云々よりも、そっちに引いてましたね、若干、子ども達」
「そうだね。反省する所が多い出来事だったな・・・」
「そんなアイツも結婚です」
「よく続いたよね。あの時の子でしょ?」
「一生懸命でしたよね。“着ぐるみ”を取らないように」
「いや、俺には最初から“着ぐるみ”脱いでたように見えてたよ」
「なるほど。そっちですか」
「分かんないけどね。とりあえず、対人間との付き合いで大事なのは、ありのままで向き合うっ
て事よ」
「着ぐるみなんかで隠しちゅいかん、って事っすね。だからアイツ、ジュニアの前で脱いじゃっ
たのか」
「そりゃ別問題だろ」
「ですよね。じゃ、今日の会議も、ありのままの自分で参加しましょうね!」
「そりゃ別問題・・・・あ、いや勿論です!」

参宮橋到着。
いってきます。
★第84試合『評価』
評価は他人が決めるもんだ。
とても当たり前の事。
人はその当たり前の事を忘れる。
そして、ほんのちょっとの努力とか、少し苦労した行動で「俺はやってる」つもりになってる。

「お前さ、今日、ボール追わな過ぎじゃない?」
「え!追ってますよ!どのプレーの時ですか?」
「あそこのストレート打たれた時、一歩だけ動いて、あとは見てただけじゃん。
あきらめなければ取れてたよ」
「そうですか?俺は俺なりに判断したんですけどね。あれは走っても取れませんよ」

「最近、コート整備が雑だよね」
「昨日、きちんと整備しましたよ」
「そうなの?この辺とか、全然ダメじゃない?このゴミ・・・何?」
「あ・・・まあ・・・言われて見たら・・」

「あの時の言葉遣い、良くないよ」
「え、マジッすか?どこがっすか?チョーヤバイッスか?」
「・・・・・」

「最近練習してんだよね!」
「ふーん・・・(あんま変わってないけどね)」
「もう凄くキツくってさ!」
「へぇ・・・(だから大して上達してないってば!)」
「結構、下半身が安定してきた気がするんだよね!」
「ほぉ・・・(気のせいじゃない?)」

そんなことで満足するな。
やってないのに言い訳するな。
常に勝負、常に本気。
胸を張って顔上げて、口を開いて声出して、耳を傾けて話を聴いて、
倒れて動かなくなるまで体を動かせ。
脳ミソなんてちょっとでいいんだ。

明確なゴールは決められないけど、もしも誰かが言ってくれたら、それは近づいた証。

「最近、いいんじゃない?」

さ、コートに行こうぜ。
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