one boy達のテニスへの想い・・・毎月10日、25日更新!!
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★第13試合 『それが大事』
今日は某所で打ち合わせ。
知識の浅い深い関係なしにぶつかる関係が好き。
だって仕方ないでしょ?
想い、思い、オモイの深さは人それぞれだしね。
あ!だからって勘違いしないでね。
足りない部分は受け入れます。
言い合いになることだって構わない。
いいんだ。
それが一歩目なんだから。

まあ、ミーティング後は、更なる打ち合わせだ!と理由づけして、
そこの地元オススメの居酒屋へ。
レバサシが旨い。
で、なんだかんだとカラオケ屋になだれ込む。
上司は早く帰りたいらしく嫌がりながら(とは言ってもホントは嫌がってない)誰よりも、
うん、誰よりも楽しそうに歌ってる。
そんな中、若手の一人が、この歌を熱唱。
久しぶりに聞いて、なんかとっても胸に響いたね。

負けない事
投げ出さない事
逃げ出さない事
信じ抜く事
涙見せてもいいよ
それを忘れなければ
(それが大事/大事MANブラザーズバンド)

俺達は立ち止まってなんかいられないんだよ。
さあ、前を向いて進もう。
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★第12試合 『CHALLENGE!!』
対角に座ってる奴の言葉に対して、急所を打ち抜かれたような感覚があった。
食い足りてない焼肉のことなんか忘れちまったよ。
目を逸らしそうになったが、何とか耐えて、続けて話を聞いた。
まあ、焦げ付き始めた肉なんか気にならないくらいにイラついていたんだよ、実際。
だから、よく聞けたと自分を褒めてやりたい。

「何も分かってないんだよ、テニスの事」
はあ?
「じゃあこれ、答えてみぃや」
はぁ・・・。
「やっぱり何も知らんじゃないか」
・・・・はぁ。
「そんなんじゃアイツラが上手くなるはずあらへんやろが!ただのインチキじゃ!」
・・・・。
ぐう。

手元にあった御絞りを叩きつけて帰らなくて良かったぜ。
何でかって?
負けてっからだよ、今は。
いいか?
今日だけだ。
これからは俺は負けない。
いつか、ぐうの音も出ないくらいに言い返したる!
そして、ギャフンと言わせたるからな!
まずは知識を、自分の幅を広げよう。
すごい久しぶりの図書館になりそうだ。

ああ、今日は人生で三番目に入るくらい悔しい日だ。
だからこそ忘れないし、成長するチャンス。
明日から挑戦開始。

待ってろ!明日!
★第11試合 『早朝の笑顔は』
ねぇねぇ、と肩を叩かれて、
「あれ、あの集団、先週もいたよね?」
まだ朝も早く、体は起きているが、頭は不完全状態。
何のことかよく分からずに、友人の視線の方に顔を向けるてみる。
何やら真っ赤なスポーツウェアを着た集団が駅前に広がっている事に気付き、
確かに先週も見たことを思い出した。
「ね!なんかチラシ配ってたじゃない?
何かな?この前はめんどくさくて受け取らなかったんだけど」
知っていた。
「テニススクールのチラシだよ」
性格なのか、目の前に出されたものは、必ずといっていいほど手を出してしまう。
まさに先週も性格通りの行動。
テニスに興味は無かったわけではないし、そのスクールを知らないわけでも無かった。
だけど、『テニスなんて・・・ねぇ』としか考えなかった。
そうそう、学生時代に体育の授業で、ちょっとやったことがある。
その時は、体育の先生が一生懸命ラケットを振っていて、
なんだかその様子がとてもぎこちなかった印象が強く残っている。
「へぇ~。テニススクールね~。うわぁ!見て見て!おっきなラケットがあるよ!
すっご~い!本物?なわけないか~」
「おっきいね、確かに」
宣伝の為だろう、身長程あるラケットを持って“声だし”している。
これなら嫌でも目に入るか。
「テニスかぁ。やってないな、最近」
「え?」
意外な一言に友人の顔を見直す。
「やってたの?テニス」
「あれ?言ってなかったっけ?学生時代バリバリの体育会系よ」
「あ、そう・・・・・」
「なんだぁ。テニススクールあるなら覗いてみようかな。ね?行って見ない?」
「うん・・・・」
「なに?乗り気じゃない?行こうよぉ。ほら、何とか王子も出てきたみたいだし。なんだっけ?」
「なんだっけね」
「冷たいなぁ・・・」
「・・・じゃあ帰りにでも行ってみる?」
「決まりね!なんだか燃えてきたわ!今日も一日頑張っちゃお!」

これも何かの縁かな。
張り切っている友人はもちろんチラシをもらっていたけど、
例の如く、また私も受け取っちゃって・・・。
配っている子も感じのいい子だったなぁ。
笑顔がとってもニッコリしてて。
★第10試合 『風の中の少女』
午前中の暖かな気候が嘘のように、冷たい風が吹き始め、重い雲が空を覆いだす。
頬に冷たい何かを感じたが、
「気のせいだ」
と自分に言い聞かせ、ジュニアにボールを出し続ける。

「大丈夫?頑張れる?」
身長と同じくらいのラケットを両手でしっかりと握り締めた小学2年の女の子は小さく頷いた。
今にもこぼれ落ちそうな涙を我慢しながら。
俺は、今日、その子に会った瞬間からの出来事を頭のなかで思いだし、整理し始める。
分からない。
その少女を悲しくさせている原因が掴めないまま、結局は雨が強くなってきてレッスンは中断。
「みんな中に入って!」
と俺が言い終わる前に、少女はコートを駆け出し、母親の元へ。
俺が何かしてしまったのか?
隣にいた若手コーチか?
クラスの悪ガキ大将のあいつか?
俺は色々な思いを抱きながら、親子の元へ急いだ。
何れにせよ、気付けなかった自分が腹立たしかった。

この子がテニスを嫌いになったらどうする?
彼女のこれからの大きな道を閉ざしてしまったらどうする?
言葉に出来ない悔しさ、辛さが大きな波になり俺を飲み込もうとしていた。
心の中では少女に謝り続けながら、
(ごめん、ごめんね)
「どうしちゃったのかな?」
少女の身長まで頭が下がるように膝を曲げ、腰を落とした。
必死に母親にしがみついた彼女はチラッと俺を見ただけだった。
悲しみの涙が俺の心を震わせ、押し潰されそうになった、その時。
「風がね・・・風が嫌いなんですよ、この子」
一瞬戸惑い、間違った反応だった気がしたが、ちょっと安心してしまった自分がいた。
「ああ、そうなんですか」
「ビューって音がね、嫌いなんだよね?」
彼女は小さく頷く。
それだけだった。
「じゃあ、帰ろうか」
母親の声に、また頷いただけだった。
「さよなら、またね」
そして、俺の声には小さな手を小さく振って応えてくれた。
「バイバイ、コーチ」

外は雨が上がり始め、風も治まってきたみたいだ。
もちろん俺の心の中も同じだった。
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