one boy達のテニスへの想い・・・毎月10日、25日更新!!
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★第26試合 『限りある時間の中で』
もう今年も半分が過ぎようとしている。
年々、その感じ方が早くなってきている。
10年前のそれとは大違いだ。

今年に入って、テニスに対してもう一歩、歩み寄る決意をした。
この半年でのレベルアップの度合いが、大きいか小さいかはちょっと分からない。
けど、自分なりに必死にやったつもりではある。

10年前、大学生だったあの頃。
テニスはしていたけど、深く考えていなかったし。
ただボールを追いかけているだけだった。
それはそれで楽しかった事ではあるんだけど。
もったいない日々だった。

職場のアルバイトスタッフは大学生がほとんど。
当たり前だが、毎年、新しく入ってくる。
今年は平成元年生まれが来た。
当たり前だが、俺は毎年必ず1つ歳を取っている。
年々、スタッフ達とは離れていくわけだ。

よく彼等とテニスして、飲みに行く。
歳は離れていても、上手く付き合えるのは、あっちが大人なのか?
それとも俺がガキなのか?

酔っ払って、決まって言う台詞がある。
若い奴らは、堪ったもんじゃない、とばかりに受けながして違う話題に。
ちえっ。

最近、「テニスバカ」と出会っていない。
ふと頭をよぎるのが、「俺はどうだったのかな?」
同じ感じだったかも。

我武者羅に出来るようになったのは、ここ最近。
永遠だと思っていた時間が、限度があることに気付いたから。
きっとそう。
この半年間が早かったのは、そのせいでもあるんだろう。
じゃあ、きっと残りの半年は更にスピードが上がるな。

若い奴らに言う台詞は、本当は昔の自分に言いたいんだよ。
だけどアイツラにも後悔してほしくないから。
台詞?うん、まあ、これ。

「もっとテニスすれば?」

・・・・やっぱ説教かぁ、これじゃ。
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★第25試合 『ある休日の一日』
「おせーぞ」
「すいませ~ん。ちょっと寝坊しちゃって」
「ったく。お前を誘わなきゃ良かったよ」
「ひっで~。別に休みなんだからちょっとくらいいいじゃないっすか」
「今日はなぁ、やること盛りだくさんなんだよ。時間が惜しい」
「湘南の方にあるスクールを見に行くだけですよね?」
「それは予定の一つ。他には来月の大会へのエントリーとか、練習するコートの予約とか。あ!
レンタルしたDVDも返しに行かなきゃいけなかったんだっけ!」
「大変ですねぇ」
「バカ。お前も一緒に行くんだよ。」
「えぇ~。まじすか?」
「嫌なら帰る?」
「ちぇっ。分かりましたよ」
「よろしい」
「でも来月も試合に出るんすか?」
「うん」
「毎月よく出ますねぇ」
「いや今回はさ、先輩から誘われちゃって。断れないだろ」
「ですよねぇ」
「て言うか、お前も出るからね」
「え?」
「断れないだろ?」
「・・・・・・ちぇっ。分かりましたよぉ。で、コートはどこ予約するんですか?」
「河川敷」
「あそこっすか~?」
「嫌なら来なくてもいいんだよ?」
「いや、行きますけど。あそこ、駅から遠いんですもん」
「大丈夫。車出すよ。あ、部長も来るみたいだよ」
「マジっすか?じゃあ打ち上げは焼肉にしましょうよ!」
「お前、奢りを期待してない?」
「いや、いやいやいや、いや・・・」
「あんまりそういう期待をしないの」
「へ~い」
「・・・・けど甘えてみような」
「なんだ!先輩もじゃないっすか!けど、休みの日なのにホントに行動的ですよねぇ」

「そうか?だって自分から動かなきゃさ。まだまだ上手くなりたいしね。受け身で上達するのは
限界があるぜ」
「はぁ」
「誘われなきゃやらないお前も限界が近いよ」
「え?」
「だから、自分で考えて動かなきゃ成長なんかしないんだよ。今の世の中は全部与えられちゃう
だろ?モノも知識も金で買える、と思ってる。違うんだよ。真のチカラは様々な経験から得なきゃ
いけないんだ。苦労を重ねてだな・・・」
「はいはい!長いっす!わっかりました!」
「なんだよ、ホントに分かったの?」
「そういう話になると止まらないからなぁ」
「お前なぁ・・・あ!こんな時間だ!やべ!急ぐぞ!」
「へいへ~い」」

確かに歳を重ねて大事なモノが見えなくなってきたのかも。
止まるのはまだ早いよな。

何を忘れたんだろう
何を覚えたんだろう
何を見つけたんだろう
(コブクロ/蒼く優しく)
★第24試合 『champion's feelings』
「見た、決勝?6-1、6-3、6-0だぜ。強いと言うか、バケモンだよな」
「最後なんて諦めちゃったんですかねぇ、ダンゴっすよ!」
「そんなわけないだろ。
けど世界1位が1ゲームも取れない、そんな状況の王者の心境を知りたいね、俺は」
「僕は王者にゲームを与えない男の興奮を味わってみたいっす。
まあ今日は1ゲームも取られないつもりで頑張ります!」
「空回りしないようにな」
「へへ、大丈夫っすよ。
あれ?ガット張り替えて来たんですか?きったね~、自分ばっか」
「なに?お前は張り替えて来なかったの?ちょっと見せて。
うわ!これは試合中に切れちまうね」
「っすかね~」
「あのな、道具にはな、気を使わないとな、イカンのよ。
なんせ水泳の世界では着てるもんで一秒世界新が変わるんだぜ!」
「あの水着、着るのに30分くらいかかるらしいっすね」
「へぇ、そりゃ練習一つするのも大変だな」
「・・・・どんだけ小さいんですかね」
「・・・・何が?」
「いや水着が」
「小さいから着づらいって?」
「手のひらサイズくらいなのかなぁ?」
「アホなこと言ってないで、降りるぞ」
「もう着いたんですか?ヘ~イ」

・・・・・・・・

「ガットは切れるし・・・・」
「だから言ったじゃんか」
「スポーツドリンク飲まずにいたら、途中でバテました・・・・」
「お茶なんか飲んでっからだよ!」
「結局一回も勝てないし・・・・」
「最後なんて1ゲームもとれなかったねぇ、君」
「取らせてくれなかったのは誰ですか?!
・・・王者の気持ちがちょっと分かった気がします」
「全然違うと思うけど。・・・お前が王者なの?」
「・・・ぐ・・・また行きましょう!次は万全な準備をします!」
「OK!けど、その前にもっと練習しなはれ!」
★第23試合 『梅雨来たりなば』
静かに、穏やかに永遠に降り続く。
そんなイメージ。
気付くと、しっとりと全身が濡れている。
『梅雨入りか・・・今年は早いなぁ』
毎年、同じ様なセリフを、違う誰かが言っている。

そうさ、皆が感じる、最もな事は誰かが言うんだ。
だから、君も俺も無理して口を開く必要はないんだよ。
俺達が口を開く時は、どうしても聞いて欲しい時だけ。
だからこそ、その時は耳を傾けておくれ。

テニス界史上最高と言われている現王者は、一時期のあの圧倒的な強さを感じさせてくれない。
けど、そんなの当たり前なんだよ。
他のプレーヤーだって必死にテニスしてるから。
追い付かれ、引き離し、追い抜かれ、抜き返す。
当ったり前だろ?
なのに俺達は、彼等の状況を訳の分からない理由を付けて偉そうに語り出すんだ。
そう、偉そうに。

おい。
分かってんのか?
何が正しいんだ?
誰が正しいんだ?

駄目だよ。
俺だって当たり前のことしか言えない当ったり前の野郎。


梅雨が終われば、夏が来るんだ。
好きな季節。
パワーの季節。
だから、明日からあと一歩多く。
だから、あと一球多く。
だから、あと一声大きく。

まだまだこれからだな。
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