one boy達のテニスへの想い・・・毎月10日、25日更新!!
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★第38試合『It's a TENNIS day!!』
「いつものコートに9時ね」
「うん、メンバーは?」
「○○さんが来れないって言ってたから・・・5人かな」
「5人か、人数的にはちょうどいいかもね」
「じゃ、コートで」

『あれ~、今の入ってたんじゃない?』
『いや、ギリギリ出てたよ。チャレンジする?』
『ぐ・・・しません!スポーツマンシップにのっとって!さ、次のポイントにいこうぜ』


【もう喉カラカラだよ。】
【切り上げて飲みいく?】
【いいね~!と言いたいけど、もう一回だけやらない?】
【OK!】

《次は優勝候補のペアだってさ・・・》
《弱気になんなって!頑張ろうぜ!》
《おう!》

[ナイスボレー!]
[そっちこそナイスサーブ!おかげで楽に決められたよ!]

〔今、何分くらい?〕
〔まだ2分だってさ〕
〔うぇ~・・10分もつかなぁ~〕
〔集中集中!〕
〔あっ!!〕

“練習が足りないんじゃないか?”
“ごめん、最近忙しくってさ”
“来月試合だよ~。頼むぜ”
“だから、今日ちゃんと練習するってば!”

"テニス・・・はじめてみようかな?″

9月23日はテニスの日。
気候的に一番テニスがしやすい日なんだって。
今年はどうだった?
日本各地でいろんなラリーがあったんだろうな。
もちろん皆もテニスしたよね?
また来年!
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★第37試合『嘘と本音と強者と弱者』
気にくわない、つまらない夜はいつだってやってくる。
恋人と喧嘩した時なんて、まさしくその時。
ちょっとしたことで言い合って気まずくなったり。
嘘でもいいから『こめんなさい』を言ってれば。
いや、言えないよな、全てが真剣だったから。
ちょっとずる賢くなった今なら言えるかも、ね?

目の前にあるグラスに手を伸ばすけど、それは結局逃げてるだけ。
しかし、手は止まらずに、異様に濃いウーロンハイを飲み干す。
『誰だよ、これ作ったの?』
人のせいにするのは上手いんだ、昔から。
腹を立てるな。
それが事実なら尚更だ。
『何も分かってないくせに』
なんて悔し紛れの、その上、安っぽいセリフを酒と一緒に飲み込むんだ。
「ソノトオリデスネ」
なんて話せばわかる奴みたいな言葉で自分を防御する。
「ワカッテマスヨ」
ちょっとばかりの虚勢が唯一自分を守る手段。
そんな全てが嫌で、早く改札をくぐりたかった。
まだまだ終電までは時間がタップリあるのに。

“もういいんじゃない?それなりによくやったんじゃない?”
どこからともなく声が聞こえてくる。
流されていく日々、自分が恥ずかしくなる。

“頑張れよ!!”
誰にだって言えて簡単な言葉で奮起できる・・・・そんな年齢は過ぎちまったんだな。

「オマエラニイワレタカラジャナイ」
とりあえずまた言い訳してラケットを握るんだ。
やっぱりテニスが好きなんだ。
仕方ない。

生まれた時から見てくれている人からメールが届いた。
「元気?ブドウを送ったから食べてね。甘いから」

返事は、まだ返せてない。
「もうちょいだけ、頑張ってみるから」
送信ボタンを押せないのは、言いたい事じゃないからかな。

『ありがとう』

★第36試合『STAR』
「フケたな、お前」
「お互い様だろ」

大した会話もなく、奴オススメの店に向かう。
言葉なんてなくたって別に構わないんだが・・・。
取りあえずの、歩きながらの近況報告。

「で、どうよ?」
「何が?」
「仕事の調子」
「ん、ああ、部署が変わって新しいスタートだよ。
 売り手から買い手に変わってね。大変、いろいろ。お前は?」
「・・特に変わらないかな」
「ふ~ん」

オススメの店は学生時代には入らなかったような渋いトコ。
とりあえず生ビールを一気に飲み干して、一息ついた。
久しぶりの再会で固かった空気が柔らかくなったように感じた。
コイツは学生時代に同じテニススクールでアルバイトしていた仲間。
俺が新人だった頃、バリバリにレッスンしていた奴だ。
初めてレッスンで組んだ時、何も知らない俺は迷惑ばかり掛けていた。
だけど奴は怒りもせずに、丁寧に教えてくれたっけな。
いい奴だった。

「こないだのUSオープン、スゴかったな」
「ああ、錦織だろ?」
「日本テニス界希望の?」
「星だよ」
「だよなぁ」

今はテニスからちょっと距離を置いた奴にだって、そう感じさせる。
当たり前か。

「俺、久しぶりにガッツリテニスしたいなぁ」
「何だよ、来ればよかったじゃんか。こないだの合宿」
「いや、行きたかったけどさ。急なんだよ、いつも」
「ああ、すまん」
「次はいつやるんだ?」
「春くらいかなぁ」
「絶対行くから、早めに決めてな」
「分かったよ」

終盤、あの頃の話が出てきて、
「お前、泣きながら言ってたよな」
「何が?」
「いや、覚えてない?仕事にするって決めた時」
「?」
「泣きながら、『俺はこの仕事をやるんだ!』って」
「マジ?」
「覚えてない?」
「うん」
「酔っぱらってたからな、お前」
「そいつは迷惑をかけたな」
「いや、迷惑なんかじゃなかったけど・・・・お前は希望の星になったの?」
「・・・・・・」
「もう一軒行く?」
「そりゃあ」

スターへの道は果てしないのだ。
まだまだやり足りないぜ。
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