one boy達のテニスへの想い・・・毎月10日、25日更新!!
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★第57試合『“トスアップ~俺達の道~”第五話』
《前回のあらすじ》
ユウスケに真実を聞き出すため後を追うスミオ。
「このイライラを止める」スミオの頭にはそれしかなかった。
ユウスケとスミオの話合いが始まる。

「なんで黙ってたんだよ・・・・」
「・・・・」
「じゃあ・・・ダブルスも組めないのか?」
ユウスケは下を向いて黙ったままだった。
大会は団体だけじゃない。
もちろん個人戦も行われる。
ユウスケの言っていることが本当なら、俺は個人戦のペアを変更しなければならない。
と言うか、時期的にもうエントリーは済んでるはずだから、もう・・・・
「お前はヤスオと組むことになってる」
「そうか・・・・どうりで最近良く組まされるわけだ」
「そういうことだ」

俺達は駅前のファーストフード店に入った。
「ダブルバーガーセット!ポテトとコーラ!LLで!」
なんだかどうでもよくなり、禁じていた炭酸飲料をがぶ飲みしたくなった。
ユウスケも
「同じの。ファンタオレンジで」

席についてポテトを口に運んだ。
俺は一本ずつ。
ユウスケは2~3本ずつまとめてだった。
「で、なんで?」
「うん・・・・実はさ、引っ越すんだよね」
俺達はポテトとコーラ、ファンタを交互に口にしながら会話を続けた。
バーガーは手つかず。
これを食べてしまうと会話が途切れてしまうような気持ちになった。
「どこ?別にそっから大会にくればよくね?」
「ちょっと厳しいんだよ」
「なんで?」
「アメリカ」
「は?」
「アメリカだからさ。引っ越し先」
ポテトすらも止まってしまった。
そこからどうやって家まで帰ったか、よく覚えてない。
ただアイツが父親の仕事の関係でもう近々にアメリカに立つこと。
アイツのわがままで日本に残ることは許してもらえなかったこと。
ニイホリも何とかしようと動いたがダメだったこと。
全て細かく話してくれた。
ただ、俺が一番理解出来たことは、奴が最近英語ばかり勉強していた理由だけだった。
帰宅してメシも食べずにベッドに入った。
腹は全く減らなかったが、それがダブルバーガーのせいかどうかは良く分からなかった。

ついに明かされた真実。
もうどうしようもない事実。
スミオとユウスケのテニスストーリーはどうなるのか?

(青春テニスストーリー掲載はもうすぐ終わると思います)

つづく・・・(そろそろ最終回に?)
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★第56試合『“トスアップ~俺達の道~”第四話』
《前回のあらすじ》
メンバー選考の理由を語らないユウスケ。
そんなユウスケに対するスミオの怒りはどこか不信感に変わろうとしていた。
その時、何かを知っているニイホリがスミオに語り始める。

部室にはスミオとニイホリの2人のみだった。
いや、2人が出す近づきがたい雰囲気に、他の部員が耐え切れずに逃げ帰ったのだ。
そして、そうなる事をニイホリが望んだのだろう。
「ユウスケが自分を外した理由だけどな・・・」
「知ってるんすか?」
「うむ・・・今は触れないでやってくれないか?話すべき時が来たら、
アイツから話すだろう」
「先生!それじゃ納得が出来ないんすよ!」
「・・・・」
「何か理由があるなら尚更です!3年間共にやってきた俺達には知る権利があるはずです!」
ニイホリはそこから何も言わなくなってしまった。
「・・・失礼します」
俺は先生に一礼して、その場を去った。

ユウスケを追う。
それしか頭に無かった。
駅までは歩いて15分程度だから、今から走れば追いつけるはずだ。
走るとラケバが上下に揺れて肩に食い込む。
(何が入ってんだ、まったく、勉強道具なんか入ってないし、
ラケットだろ?シューズだろ?シャツにウェアに・・・・)
イライラしているだけだったんだと思う。
ラケバにあたっても仕方ないのに。
肩の痛さを我慢しながら走り続けて、駅の手前でユウスケに追いついた。
奴は相変わらず英単語帳を見ていた。
「ユウスケ!」
「スミオ・・・どうした?」
「先生に聞いたけど・・・・なんか・・・あったのか?・・・・ユウスケ・・・」
「・・・・・」
ほぼ全速力で走ってきたおかげで言葉も途切れ途切れであったが、
俺が何を聞いたのかはユウスケには伝わったみたいだ。
「聞いたか・・・」
「聞いたって言っても、何がなんだか良く分からないから直接聞くために追いついたんだよ」
「実は俺・・・・大会に出られないんだ・・」
息切れはいつの間にか治まっていた。

ユウスケは何故大会に出ないのか?
スミオの反応は?
2人の関係はどうなってしまうのか?

(青春テニスストーリー掲載は終わるまで頑張ります)

つづく・・・(次号もいけるか?)
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