one boy達のテニスへの想い・・・毎月10日、25日更新!!
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★第63試合『走る』
「どうだったの?」
「1-2だったよ」
「へぇ、惜しかったね」
「1stは取ったんだけどね。ちょっと足にきちゃったみたいだよ」
「けど・・・ありきたりな言葉だけど、『すごい』よね」
「うん」

彼女は『来年もプレーヤーとしてウィンブルドンにもどってきます』と宣言していた。
いい笑顔だった。
結果はどうあれ、ライジング・サンは健在だった。

「走ってくる」

誰に言ってるんだかな。
自分に?
言葉に出さないと、ドアを開けられない気がして。
兎に角、興奮して体を動かしたくなって、外へ出た。
まだ雨が上がりきらずにいたが、気にしなかった。
いや、むしろ、心地よい感じさえした。
気の向いた方へ進む。
走ってる時は、考える時間であり、無心にもなれる時間でもある。
何を考えていたのか?
じゃ逆に無心になれる理由は?
それは走った本人にしか分からないよね。

彼女の走る姿が僕に勇気をくれた。
まだ止まる時じゃない。
まだ負ける時じゃない。
まだ・・・・まだまだ。

雨はいつの間にか上がり、太陽が顔を見せた。
(汗もかいたし、シャワーを浴びて・・・・・)
そう。
帰りにビールを買おうとしてるところが・・・まだまだかな。

さ、もうちょいだけ走るか!
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★第62試合『signpost』
「彼と会う機会があったので、貰っときましたよ」
「何を?」
「サイン」
「えぇ!ありがとう!家宝にするね!」

彼がウインブルドンベスト4を懸けて、サンプラスに臨んだ試合を深夜放送で見た。
当時のナンバーワンからファーストセットを奪った時は、心の底から奮えたなぁ。
根拠も無く、「勝てる!」なんて思ってね。
高校生の俺の目には、カッコイイ日本人に見えたんだ。
もちろん今だって。
その時にもサインをもらったっけ。
(俺がきったねぇ字で送った往復はがきを送り返してくれたんだよなぁ)
書いてあった言葉?
“テニス頑張って!”だったなぁ。

そこからだった。
それがきっかけだった。
テニスROADを突き進み始めたのは。

数日後、届いた色紙には、大きく彼の名前が書いてあった。
名前の横には、宛名、そして一言。

“この一球”

ありがとよ。
今、ちょっとだけこの道で足踏みしてた気がする。
けどもう大丈夫。

いつか貴方と同じコートに立てるよう・・・・
絶対無二のアツい人生を送ってやるぜ!

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