one boy達のテニスへの想い・・・毎月10日、25日更新!!
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★第71試合『誰かのせいじゃなくて』
「ちょっとジュニアの事で相談があるんですけど、いいっすか?」
(お?コイツやる気あるじゃん!いいじゃん!いいじゃん!)
「おう、いいよ。何?」
「あのクラスのジュニアなんですけど、レッスン中になかなか言う事を聞いてくれなくて・・・」
(はっは~。よくある悩みだねぇ)
「ふんふん。で、おまえはどうしてるの?」
「とりあえず注意するんですけど、3分後くらいにはまたふざけだしちゃって」
(そうなんだよね。子どもの集中力はなかなかどうして・・・)
「そっか。で、お前はどうしたいの?」
「俺、レッスンはちゃんとやってますし・・・ちゃんと注意もしてますし・・・」
(ん?・・・あれ?あれれ?)
「あそこまでくると、俺のせいじゃない、って思うんですよね」
(ドーン!言っちゃったよ!この子!)
「・・・・じゃ、誰のせいなんだよ?」
(ほら~顔色変わっちゃったじゃんかぁ)
「え?いや・・・そのジュニアが悪くないっすか?」
(はい、ダメ押し~♪)
「お前、ちょっとそこ座れ」
(はい、説教突入~♪)

集中してくれないのは、何かしらの原因があるはずなの。
友達とケンカしちゃったのかも。
上手く出来ない恥ずかしさを隠してるのかも。
お腹が減ってるのかも。
好きな子が近くにいるからかも。
それは、聴いても教えてくれないかもしれない。
だけどね、何が原因だって、テニスをする以上に気になる事があるって事でしょ?
じゃあさ、テニスを一番にしてあげればいいじゃん!
あ、勘違いしないでね。
キミが彼らの気を引くために、面白おかしいドリルをやったてさ、そんなの来週には飽きられちゃ
うよ?
見せ掛けの薄っぺらいモンじゃなくて、さ。
わかる?
もちろんね、ふざけてる時は叱る事も必要なんだよ。
けどね、そこには「コーチはキミに上手くなってもらいたいんだ!だから!今叱る!」って何が
あっても絶対ブレない気持が必要なんだ。
「俺のせいじゃないし」なんて責任逃れの考えをしてるようじゃ・・・・伝わんないよ。

正しいテニスを、正しい気持で伝えるんだよ。

あ、説教も終わったみたいだから、ちょっとフォロー入れてやるか。
「おい、この後、暇か?あ、そうそうこの曲知ってる?」

いつも誰かのせいじゃなくて誰かのお陰
そう思えたら折れかけてた翼でどこまでも高く飛べたよ
 (いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺/湘南乃風)
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★第70試合『Do you need a mustard sauce ?』
「売店いくけど、何かいる?」
「う~ん、ケバブ買ってきて!」
「え?さっき食べたじゃん?!」
「いや、予想以上に美味しくってさ。もう一個食べとかないと、次来るのは11月になっちゃうし」
「11月?ああ、全日本選手権か」
「そ、だから、食いだめ。あと、ビールもね」
「はいはい、分かりましたよ」

今回は3階の自由席から観戦。
なんだ、こっからでもよく見えるじゃん。
去年まではロイヤルシートで着慣れないスーツでの観戦だった。
ま、それはそれで、なかなか良かったよ。
あの雰囲気も悪くはないんだ。
けど、俺はテニスウェアでリラックス観戦もいいかなぁ、なんて。
試合は終了して、フランス人が勝利者インタビューを受けていた。
『貴方のフォアハンドグリップは、大変薄く見えますが、イースタンですか?』
なるほど。
確かに薄いかな!?
俺はそこよりもバックハンドに気がいっていたんだけど。
ちょっと選手の答えが気になった・・・・・。
けどね、彼はどう答えていいか迷ったみたいで、インタビュアーが、即、流していたよ。

『すいません、この質問は彼には難しいみたいなんで、次にいきますね』
ふんふん。
その選手にとっては、グリップの厚さ薄さなんて関係ないんだね。
彼はそれが、自分の全てで。
それで勝ち上がってきたわけで。
自分のグリップがイースタン云々とか・・・・関係ない!
そのやりとりに、いろいろ感じたわけだね、俺は。

「ケバブ買ってきたよ」
「お!サンキュー!」
「よく食えるなぁ。俺、もう腹一杯」
「あのなぁ、自分の物差しで計っちゃ、上は見えないんだぜ」
「は?何?」
「いいんだ。こっちの事だから。あ、マスタードもらってきてくれた?」

きっと自分にしか分からない事って、あるんだよ。
間違ってるかもしれないけど、譲れない時もあるんだよなぁ。
そんな時に、分かってくれる奴、いや分かってくれようとしている奴がいると力がみなぎる、よね。

「もちろん。ケバブ美味いもんな。特にマスタードは外せないよ」

そっか。
ありがとう、親友(とも)よ。
★第69試合『3gの変化』
「あれ?そのラケット、結局使ってるんですか?」
「うん?ああ、これ?そうだよ」
「先週は『合わない合わない』って連呼していたじゃないですか」
「そうなんだよ。しっくりこなくてなぁ。前のラケットに戻そうかと思ったんだけどさ」

「けど?」
「重りを貼ってみたら?って言われたんだよ」
「それで、貼ってみた、と」
「そうしたら、もうバッチリでさぁ!ボールを捉える感じっていうかなぁ・・・持ってみる?」
「はぁ・・・・重っ!なんすかこれ?」
「あぁ、もうチョイもうチョイって思ってたら貼り過ぎちゃったかな?」
「手首、壊れますよ」
「大丈夫、それ以上に鍛えるから」
「はは・・・そう言うと思いました」
「けどね、一枚3gの重りを貼るだけで、こんなにも打った感じが変わってくるなんて、
道具も奥が深いよなぁ」
「そうですよね~。重りつけるのもそうですけど、ラケットとストリングの組み合わせとか、
テンション変えたりとか、振動止めのあるなしとか・・・」
「うん。カスタム(改造)してラケットを自分好みにしていく事も、上達への近道だよね」
「・・・・・・」
「どうした?」
「先輩自身も順調にカスタム中ですもんね」
「俺自身も???」
「ほら、お腹周りなんか立派な重りがつき始めていますし・・・」
「あ!そういう事言っちゃう?!今日はもう飲みに連れてかないからな!!」
「ごめんなさ~い」

ちょっとした変化が大きな成果をもたらす事はよくあることだ。
何でもあきらめずに工夫を続けていく事は、テニスに限らず、
人生全てに於いてとても重要なのだよ。
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