one boy達のテニスへの想い・・・毎月10日、25日更新!!
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★第53試合『“トスアップ~俺達の道~”第一話』
「おい、寄ってく?」
「おう、いいぜ」
練習の帰りはここに寄るのが定番。
正門の前にあるこの店は、部活帰りの学生でいつも混んでいる。
金が無い俺達は100円で買えるデカい菓子パンを買って駅に向かうんだ。
妙なこだわりからか、飲み物は炭酸飲料とかジュース類ではなく、お茶かスポーツドリンクにする。
それだけで強くなれる気がしていた。
間違いではないんだろうが、大きな勘違いであることに気付くのは、まだ先の話だ。
「で、どうなん?」
「何が?」
「何が、じゃねぇだろぉ!」
「何?」
「二組のあの子から告られたんだろぉ?どうすんの?付き合うの?ねぇ?」
「うっせぇな~」
「だって気になるし・・・・」
「それより、メンバー決まったの?」
「ん?ああ、大体ね」
「そっか」
来月の大会が最後だ。
それからは遅れている受験勉強が待っている。
もっとも、遅れているのは俺だけで、
菓子パンを食い終わったコイツは英単語帳をブツブツ言いながら見ている。
「おい」
呼んでも返事はない。
まあ、いつもの事だ。
コイツは一駅で降りる。
「じゃ」
「おう」
会話なんていらないんだ。
別れてから四駅。
その間は今日の練習の反省だ。
“あの時はストレートに打つべきだった”
“気持ちが切れたら負ける”
“最後は体力だ”
何でも良かった。
テニスを考えている事が、その時間が全てだった。
あの子には申し訳ないが、恋愛なんかには興味がなかった。
あと1ヶ月、悔いの無いように過ごそう。
降りる駅に近づいた時、携帯が震えた事に気付いた。
―ん?―
アイツからのメールだった。
何の気無しに見たメールに俺は声を出さずにいられなかった。
「え!!」

一体メールに書かれていた内容は何だったのか?
(青春テニスストーリー掲載は不定期です)

つづく・・・(かもしれない)
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