one boy達のテニスへの想い・・・毎月10日、25日更新!!
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★第58試合『“トスアップ~俺達の道~”第六話』
《前回のあらすじ》
ついに明かされた真実。
数日後、ユウスケはアメリカへ飛び立つ事になる。
それを聞いたスミオは?
彼等のテニスストーリーはどうなるのか?

「(アメリカか・・・)」
授業なんか耳に入るはずも無く、窓ガラス越しに校庭を眺めていた。
昨日、ユウスケから告げられた事実はどうしようもなくスミオの頭の中に巡っていた。
「スミオ!!!」
「はひ?!」
数学担当のコガ先生だ。
「どこ見てんだ!集中しなさい!」
「すいません・・・」
しまった・・・。コガ先生は視野が広くて、居眠りなんかしてると、すぐ見つかるんだった。
残りの時間は、何とか教科書と黒板に顔を向けていたが、この授業は欠席したようなもんだ。

授業が終わり、部室に向かった。
ユウスケはもう着替えてストレッチをしている。
「オス」
「おう」
ぎこちない挨拶、もちろん会話なんて無かった。
それに気付いた部員は一人もいなかっただろうが。
俺が着替え終わるくらいに、顧問のニイホリ先生が入ってきた。
「みんないるか?」
全員を見渡して、
「ちょっと練習前にみんなに報告があるから。おい、ユウスケ」
と言うと、ユウスケはストレッチを止めて、アメリカ行きを話し出した。
全員の顔が驚きの表情になるが、俺はもう知っていたためだろうか、何も感じなかった。
出発が一週間後になったため、急遽報告に至ったらしい。

その日の練習で一番集中し、良い動きをしていたのは俺とユウスケであったろう。
コイツとテニスできるのは後ちょっと・・・そう思うと普段は取れなかったボールに手が伸びたりした。
お互い、まだまだ伸び代があるんだな、もっと追い込めるんだなって。
一週間、2人は集中をキープしレベルアップを見せた。
そんな密度の濃い時間はあっという間に過ぎ、ユウスケはアメリカに飛び立った。
最後に交わした言葉は、
「がんばれよ」
「おう、お前も」
何だかあっけなかった。

俺達は練習を続け、大会を迎えた・・・。

ユウスケはアメリカへ。
スミオは高校最後の大会へ。
ユウスケのいない大会で感じることは・・・。
次回、必読の最終回!

(青春テニスストーリー掲載は打ち切りになったわけではありません・・・)

つづく・・・(え?次号最終回ですか!?編集長?)
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